パンセキート&アウロラ・バルガス夫妻のベスト盤。伴奏ニーニョ・デ・プーラの胸のすくようなギター!
仲睦まじいヒターノのカンテの夫婦、アウロラ・バルガスとパンセキートの2人。パンセキートは46年カディスのリネア生まれの74歳。マラガのタブラオで歌っていたが、マノロ・カラコールに見出されて、タブラオ「ロス・カナステロス」へ。その後アントニオ・ガデスにも見いだされ、ガデスの世界ツアーにも参加した。アルバムも数枚出すという実績を持つ。一方奥方のアウロラ・バルガスは56年セビージャ生まれの64歳。やはりロス・カナステロスやロス・ガジョスで歌った。言わずと知れたサウラのフラメンコでフェステーラとして登場して多くの喝采を浴びた。パンセキートの作品は01年の「ア・ミ・バイーア」で、アウロラの作は同じ01年の「オルソ・ロミ」。2枚とも円熟味も加わった全盛期の作品である。伴奏は2枚ともニーニョ・デ・プーラ。一般的にソロよりも伴奏時のほうが解放感があるので、思い切った演奏になる。ギターファンにもおすすめ。全22曲。
Los reyes del cante (Tangos)/Vecina viejita (Bulerías)/La gitana (Tangos)/Ciudad dos veces bendita (Alegrías)/Los gitanos de la cava (Bulerías)/Abraham (Romance)/Cuando te veo "andá" (Tangos)/Anda ve y dile al maestro (Bulerías)/Hace tiempo me dijeron (Soleá)/La estrella (Bulerías)/Al gran poder (Fandango)/Escuchando aprendería (Taranto) Chicoli (Tangos)/Y se va por los mares (Bulerías)/Le, le (Tangos - rumbas)/La primavera (Bulerías)/……...